海況 1.周辺海域の水温等  黒潮は,室戸岬沖75マイル、潮岬沖93マイルを流れ、いずれも「著しく離岸」となった。室戸岬側と紀伊半島側から海部沿岸に21℃台の暖水が差し込んでいる。  黒潮の表面水温は22℃台に低下。  徳島周辺海域の水温は、播磨灘は13~14℃台、紀伊水道は13~17℃台、海部沿岸は17~21℃台となった。 2.地先水温(2020年12月16日~12月22日)  鳴門地区の水温は気温の低下に伴い15.6℃から14.1℃に低下し、「やや高め」から「平年並み」に、日和佐地区の水温は18.6℃から18.3℃で「やや高め」に推移した。鳴門と日和佐地区の水温差は3.0~4.2℃に拡がった。 3.週間予報(12月23日~12月29日)  黒潮は、室戸岬、潮岬沖で「著しく離岸」で推移する見込み。  地先水温は、鳴門地区は「平年並み」、日和佐地区は「やや高め」で推移する見込み。 漁況 2020 年12月14日~12月20日 1.紀伊水道(標本漁協:3) 船びき網:シラスが減って43.8㌧(1日1隻当たり875㌔)水揚げされた。 延縄:サワラが2,3kg級主体に1.1㌧(36㌔)、ブリがメジロ級主体に0.5㌧(40㌔)、シマフグが大きく増えて0.3㌧(12㌔)水揚げされた。 建網:カワハギが大きく減って大主体に0.4㌧(11㌔)水揚げされた。 小型定置網:マアジが増えて(68㌔)、ブリが大きく増えてメジロ級主体に1.6㌧(110㌔)、イサキが増えて1.2㌧(99㌔)、カワハギが大主体に0.5㌧(23㌔)、メジナが大きく増えて0.5㌧(35㌔)、すずき類が大きく増えて大主体に0.5㌧(41㌔)、ボラが減って大主体に0.3㌧(29㌔)水揚げされた。 底びき網:コウイカが大主体に0.3㌧(21㌔)、アオリイカが大きく増えて0.3㌧(24㌔)、えそ類が大きく減って0.3㌧(16㌔)、モンゴウイカが減って0.3㌧(23㌔)、かます類が減って小主体に0.2㌧(16㌔)水揚げされた。 2.海部沿岸(標本漁協:4) 海部沿岸(標本漁協:4)釣り:ブリが大きく減って0.8㌧(27㌔)、タチウオが大きく減って0.5㌧(91㌔)水揚げされた。 小型定置網:メアジが増えて0.2㌧(29㌔)水揚げされた。 大型定置網:ウスバハギが減って大主体に0.6㌧(318㌔)、マアジが小小主体に0.2㌧(102㌔)水揚げされた。