教育通信 ふれあい広場Vol.26 平成18年12月 ●編集 徳島県教育委員会教育総務課 〒770-8570  徳島市万代町1丁目1番地 TEL 088-621-3181 FAX 088-621-2879 「自分」と「友だち」をたいせつに! すべての「いじめ」をなくそう 県教育委員会からのお願い 児童生徒のみなさんへ みんなで楽しい学校にしようよ。  あなたがした心ない行動(無視・見て見ぬふり・お金を無理やり要求など)が、時には友だちの命をうばってしまうことになるんですよ。それを見て見ぬふりしているあなたも同じですよ。いじめることはとてもはずかしいことです。先生は、いじめを絶対許しません。いじめは、友だちをきずつけるだけでなく、自分の心にも大きなきずが残るでしょう。  みんなで楽しい学校にしようよ。 先生は、みんなを助けてあげるから。 あなたは一人じゃないよ。話してみて。  あなたの命は、あなたのものであっても、あなただけのものではないよ。あなたがいなくなったら、涙をながして悲しむ人がいっぱいいるということも考えてほしい。あなたは、一人で生きているのではないんだよ。一人で苦しむのはやめようよ。  『さあ、話してみて。』あなたのまわりには本気であなたの話をきいてくれる人がいるよ。そして、助けてくれるから。 保護者のみなさんへ じっくり聞いて、やさしく話して。  子どもに、「あなたはかけがえのない存在であること」、「自分も友達も大切にすること」を話してください。また、子どもの話をじっくり聞いて、子どもの出す小さなサインを見逃さないようにしてください。  子どもに気になる様子を見つけたら、学校や相談窓口に相談してください。 地域のみなさんへ 地域の子どもに、あたたかい声を。  子どもは地域の宝です。普段から子どもたちに声をかけるなど、みんなで見守り、みんなで育んでいきましょう。  県教育委員会では、いじめ問題へのより効果的な対応策等について検討する「いじめ問題対策プロジェクトチーム」を立ち上げました。これからも全力を挙げて、いじめの根絶と「命」と「心」を大切にする教育を徹底してまいります。 〔相談窓口〕 どんな小さな悩みでも相談してください。 徳島県立総合教育センター特別支援課 こころとからだのサポートセンター 088-672-5200(平日のみ 9:00~17:00) メール相談 tokubetsushien@mt.tokushima-ec.ed.jp 徳島県教育委員会 学校政策課 088-621-3143 088-621-3138(平日のみ 9:00~18:15) 徳島県警察本部 少年サポートセンター ヤングテレホン088-625-8900(平日のみ 9:00~18:30) いじめホットライン088-623-7324(24時間受付) 地域とともに進める防災教育 オンリーワンハイスクール推進事業による取り組み 城西高校神山分校では 学校から助け合いのネットワークを 地域に広げる防災活動をしています。 防災キャンプ体験 地域の防災組織と連携し、家族が参加できる防災キャンプを実施しました。 すごいよ!こんなものが防災グッズになっちゃった! ●空き缶の利用による「簡易コンロ」 ●段ボールを利用した「オーブン」 ●ペットボトルを利用した「ろうそくランタン」 ●「防災ずきん座布団」(普段は座布団として利用、いざとなったら防災ずきんに早変わり) ●ペットボトルによる水の浄化(スポンジ、小石、砂、炭などを利用し濁り水が浄化できる) ●無洗米や乾物を使った調理の工夫 こんなことに取り組んでいます ●講演会や体験学習により、救命の知識や技能を高め、衣食住などの防災知識も身につけています。 ●活動内容の公表や防災出前講座による研究内容の普及に努めています。 地域の方たちや近隣の小、中学生とともに体験的な防災学習を実施し、実践力の育成に努めています。 また、緊急避難場所としての役割を自覚し、地域の防災リーダーとしての資質を養います。 防災教育推進モデル校の取り組み 海部高校では 地域とともにボランティア活動を進めています。 地域防災ボランティア活動 地元(美波町・牟岐町・海陽町・東洋町)の、社会福祉協議会の指導を受けながら、ボランティア活動をしました。 ●独居老人等の避難誘導  ●避難ルートの確認  ●炊き出し訓練  ●救急救命法  ●災害弱者疑似体験 ●南海地震の体験者からの聞き取り調査  交流学習  兵庫県立舞子高校(阪神・淡路大震災の被災地に位置する学校で、全国で初めて『環境防災科』を設置し、 先進的な実践を行っています。)との交流を通して、防災についてより深く学び、実践力を身につけます。 飯泉知事と対話 10月19日、阿波海南文化村で『どうする地域防災!~南海地震に備えて~』をテーマに飯泉知事と意見交換をしました。 「地域防災ボランティア活動」で体験して感じたことを発表したところ、飯泉知事から、「知力・体力に満ちあふれている高校時代に、 こうした体験を通して、いろいろな発想や提言をしてもらうことが、今後の防災教育に大いに役立ちます。そして、 “防災力が一番強いところは徳島”と言われる大きな道がこれから開かれていくと思います。これからも引き続き、 海部高校のみなさん、頑張ってください。」との激励を受けました。 それぞれの生徒が地域の中で果たせる役割を見いだし、学び、自覚し災害時には地域の方とともに活躍できることを目的として 防災教育に取り組んでいます。 半田中学校では   互いに協力しながら地域防災に努めています。 避難生活体験  避難行動を考える機会とするため、地域の支援をいただきながら保護者や地域の方とともに各班に分かれ、 被災後の活動を仮想体験しました。 ●避難者班 お年寄り、幼児、身体障害者、負傷者、外国人などの想定避難者となり、各シミュレーションに参加します。 ●避難誘導班 避難補助をしながら、避難テントまで誘導します。 ●衛生救護班 応急担架(竹と毛布で作ったもの)などで重傷者を医療機関に運び、負傷者の心のケアに努めます。 ●避難所運営班 避難者リストを作成して避難場所を把握し、生活班に避難者人数と場所を知らせます。 ●生活班 “おにぎりの炊き出し”や“ドラム缶のお風呂”を準備し、避難者の心身の安らぎを提供します。 ●情報収集・伝達班 避難状況を対策本部に報告し記録します。 啓発活動 私たちが作成したものを地域に配付し、防災啓発活動をしています。 ●防災マップ ●防災パンフレット、危険サイン入りマグネット ●防災カルタ 地域の防災について、校区の人々とともに考え学び防災教育を推進しています。 防災モデル校での実践内容は、『防災教育研修会』で発表するとともに『しっかり防災ホームページ』(県教育委員会のホームページ)に 掲載し、防災教育の充実を図ります。 平成18年度防災教育推進モデル校 木頭小学校・撫養小学校・半田中学校・鳴門市第一中学校・海部高校・国府養護学校  地震に強い学校づくりを進めています。  学校は、子どもたちが一日の大半を過ごす生活の場であるとともに、地域の防災拠点としての役割も担っています。  県教育委員会では、子どもたちが安心して過ごせるように県立学校の耐震化を今後10年間で完了させる予定です。 また、市町村立学校についても、今年度中に耐震診断を完了させる予定であり、今後早期に耐震化が進むよう技術的支援などを行っていきます。 耐震化の方法  ●すじかいの組み込み ●耐震壁の設置 ●柱の補強 など 食育を推進します  食育とは、さまざまな経験を通じて“食に関する知識”や“食を選択する力”を習得し、健全な食生活を実践することができる人を育てる教育です。  現在、子どもたちの偏った栄養摂取や朝食欠食、子どもだけで食事をとる孤食、生活習慣病の若年化などが大きな問題となっています。 特に、子どもの頃に身に付いた食習慣を改めることは難しいと言われており、子どもの食育はとても重要なのです。  県教育委員会では、教育活動全体を通じた食育を各学校で積極的に推進していきます。また、食に関する指導のコーディネーターである栄養教諭を 本年度から計画的に配置し、平成20年度には全ての市町村に配置します。 家庭と学校、地域が一体となって子どもたちの「食育」に取り組んでいきましょう。 消費者教育 お金に関するクイズにチャレンジ 説明が正しければ○、間違っていれば×をつけよう! 1.お金はだれでもつくることができる。 2.ものを買うときには、いっしょに税金をはらっている。 3.契約はすべて書類に記入し、印を押すことで成り立つ。 4.代金前払い方式のカードをクレジットカードという。 1.日本では、日本銀行がお金を発行しています。勝手にお金をつくってはいけません。 2.店で商品を買ったり、サービスを受けて支払う時には「消費税」という税金がかかります。 現在は価格 の5%分を消費税として一緒に支払うようになっています。 3.契約とは、買う人と売る人の間の「約束」のことです。契約書や押印がなくても、口約束でも成立します。 4.テレホンカードや図書カードなどのように前もって一定額を支払って購入するカードのことをプリペイドカードといいます。 クレジットカードは代金を後払いする方式のカードです。 答え 1 × 2 ○ 3 × 4 × 悩んでいるならすぐ相談!  徳島県消費者情報センター  〒770-0902 徳島市西新町2丁目5(徳島経済センタービル1F)  相談電話 TEL.088-623-0611 FAX.088-623-0174  URL:http://www.1.ourtokushima.net/shohi/ とくしまのくらし標語 捨てないで 私はまだまだ 使えるよ  白地小学校 松浦 匠  みんなで楽しめる行事一覧 1月7日(日) 映画会「走れタンコロ、ひかりの中へ」49分 総合教育センター 「運転手になりたい」という心臓病の少年の実話 1月20日(土) 竹宮惠子講演会「原画’(ダッシュ)の研究と意義」 図書館 21世紀館イベントホール 1月20日(土) こども鑑賞クラブ「徳島のコレクション2006-IV」 近代美術館 小学生対象、保護者要観覧券 1月21日(日) ベーゴマをまわしてみよう 博物館 1/11〆切(往復はがき) 1月21日(日) ニュースポーツマーケット(日帰り) 牟岐少年自然の家 小・中学生とその保護者・引率者 1月21日(日) 映画会「ゴン太とよばれた犬」42分 総合教育センター 少年が山火事でいなくなった愛犬をさがす作品 1月23日(火) 徳島県家庭教育研修大会 徳島市文化センター 詳しくは総合教育センターへお問い合わせください。 1月25日(木)~2月4日(日) アジア漫画展 二十一世紀館 多目的活動室 1月28日(日) ミクロの世界ー電子顕微鏡で昆虫を見よう 博物館 1/18〆切(往復はがき)午前・午後の希望を書くこと 2月4日(日) 牟岐自然工房(日帰り) 牟岐少年自然の家 小・中学生とその保護者・引率者 2月4日(日) 映画会「はばたけ、明日への瞳」51分 総合教育センター クラスの子どもたちと情緒障害児の友情を描いた作品 2月11日(日) アンモナイト標本をつくろう 博物館 小学校高学年から一般、2/1〆切(往復はがき) 2月18日(日) ミクロの世界ー電子顕微鏡で植物を見よう 博物館 2/8〆切(往復はがき) 2月18日(日) 映画会「お母さんのアルバム」53分 総合教育センター 親と子のきずなを考える人間愛あふれる作品 2月24日(土) こども鑑賞クラブ「凍熱ハンス・ペーター・クーン展」 近代美術館 小学生対象、保護者要観覧券 3月3日(土)~4日(日) 君もトム・ソーヤー(1泊2日) 牟岐少年自然の家 小・中学生とその保護者・引率者 3月17日(土) こども鑑賞クラブ「徳島のコレクション2007-I」 近代美術館 小学生対象、保護者要観覧券 3月25日(日) 小中学生のための昔の道具調べ 博物館 対象:小・中学生(一般も可)、3/15〆切(往復はがき) 問い合わせ先 県立図書館 tel.088-668-3500 県立博物館 tel.088-668-3636 県立近代美術館 tel.088-668-1088 県立文書館 tel.088-668-3700 県立二十一世紀館 tel.088-668-1111 県立牟岐少年自然の家 tel.0884-72-2811 県立総合教育センター(マナビィセンター)tel.088-672-5400 お知らせ 『教育通信ふれあいひろば』の内容が県教育委員会のホームページでご覧になれます。 また、テキストファイルもありますのでご利用ください。 http://www.pref.tokushima.jp/ この広報誌についてみなさまからのご感想をお寄せください。 この広報誌は、再生紙を使用しています。 Eメール kyouikusoumuka@pref.tokushima.lg.jp