家庭で子どもたちが身につけたことは、生涯にわたって生き続けます! 家族のつながりを見つめよう!  家庭での食事、団らん、余暇などの機会における家族との会話、ふれあいは、子どもたちが愛情やコミュニケーション力などを身につけ、成長して いくために大切です。そして、家族のつながりは、子どもたちだけでなく、親にとっても特別なものであるはずです。 父親の 役割について 見つめよう!  ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)!  仕事中心の父親は、そのバランスを考え、もっと 家庭の中で積極的な役割を果たしましょう。また、 子育てについて夫婦で話し合う時間が増えると、 お互いの子育てに対する理解と協力が深まりま す。この理解と協力が、子どもの健やかな成長に とって大切です。 父親の4人に1人が平日ほとんど子どもと接しない ー 平日に子どもと接する時間の割合 ー 小学校4年生から中学校3年 生までの子どもを持つ親が平 日に子どもと接する時間を尋 ねたところ、2000年、2006年 ともに、約6割の父親が「30分 くらい」以内と回答しています。 特に「ほとんどない」と回答す る人の割合は、2000年の14.1 %から2006年の23.5%へと 大幅に増加しています。 総務庁「青少年の生活と意識に関する 基本調査(第2回)」(2000年)、 内閣府「低年齢少年の生活と意識に関 する調査」(2006年)により特別集計 (備考)国民生活局「平成19年版 国民 生活白書」より 早寝 早起き 朝ごはん! 子どもの基本的な生活習慣の確立のため、 家族一緒に生活リズムを見つめよう!  早寝早起きの習慣をつけ、十分な睡眠をとることは、子どもたちの健やかな成長や、生活リズムを 確立するために大切です。また、朝食は一日のスタートです。朝食をとることによって、身体にエネル ギーを補給し、集中力ややる気、体力を発揮・持続させ、一日の身体リズムを整えることができます。 そして、規則正しい睡眠と、朝食を毎日食べている子どもほど、勉強や運動がよくできるというデータ (平成19年4月に行われた全国学力・生活習慣状況調査結果など)もあります。 家庭でのルールを見つめよう!  あいさつ、家に帰る時間、手伝いなどの生活上のルールをはじめ、他人に迷惑をかけないなどの道徳上のルール、そして、テレビの視聴時間や、携 帯電話・インターネットの使用などについて、子どもと一緒に話し合ってください。そうすることで、子どもたちは社会規範意識を身につけていきます。 地域でのさまざまな体験活動が子どもたちの「生きる力」を伸ばします! 放課後子ども教室 藍住町で活動する「正法寺川を考 える会」では、町内の小・中学生と大 人が参加し、毎月、第二日曜日に、町内 を流れる正法寺川の環境美化や環 境学習に取り組んでいます!  地域の大人の知恵と力 を結集し、大人も子どもた ちと楽しみながら、子ども たちの「学び場」・「遊び 場」を支え、「地域の宝」 である子どもたちを育み ましょう。 県教育委員会では、地域に おける教育活動を企画・運 営することのできる「子ど もの学び場づくりコーディ ネーター」の養成を行って います!  地域教育力再生事業では、「子ども の学び場づくりコーディネーター」が、 学校、地域、行政等の協働を図り、地域 教育活動を展開することによって、子 どもたちが輝くまちづくりをめざして います。講義・ワークショップ・フィールド ワーク・プレゼンテーションなどが、そ の養成講座の内容です。 子育てコーチング     5つの視点  ビジネスやスポーツの世界では、相手の力を引き出すコミュ ニケーションスタイルである「コーチング」が多く取り入れられ ています。「コーチング」は「指示・命令型」の指導ではなく、相 手のもつ力を信じ、話を聴き、質問して相手の‘気づき’と‘力’ を引き出すコミュニケーションスタイルです。親や教師、大人 が「コーチング」の考えを取り入れることでさらに、子ども自身 が自分の可能性に気づき、自ら考え、行動できる力を発揮する ことでしょう。  県教育委員会では、文部科学省委託事業の中で、子育て コーチングの考えなどを取り入れた家庭教育支援者養成事業 「家庭教育コーチ養成講座」を開講しています。 point1 「子どもはできる力を もっている」と 腹の底から 信じてみましょう! コーチングは「相手の力を引き出す」 コミュニケーションのスタイルです。 「この子は力をもっている」と子ども を観ることから始まります。 point2 子どもの 「できないところ」より 「できるところ」を 見る目をもちましょう! 完璧な人は一人もいません。できな いところを指摘する前に、できてい ることを強化しましょう。そこから自 信が生まれます。その自信が生きる エネルギーになるのです。 point3 あれこれ指示命令を 出す前に、 子どもの話に じっくり耳を傾けましょう! 「そうだったんだ」とうなずきながら 聴くだけでいいのです。話をしっかり 聴いてもらった子どもは、次の2つの ことを手に入れます。『自分の話を聴 いてもらい、自分は見守られている と安心する』『自分の気持ちを整理 することができる』 point4 「失敗」の体験を 子どもから取り上げず、 人生は自分次第であることを 学ばせましょう! 自分の得た結果が、自分の行動が原 因であることを知った子どもは、その 原因となった自分の行動を変えよう とします。決して人のせいにせず、自 分次第で手に入れる結果が変えられ る経験をさせましょう。 point5 誉めるときには 「あなたメッセージ」でなく 「私メッセージ」で 伝えましょう! 「あなたはいい子ね」という誉め言 葉には、子どもを操り人形にする危 険性が潜んでいます。子どものことを 誉めたいときには「手伝ってくれて、 うれしいわ」「ありがとう助かったわ」 と親の気持ちを言葉にする「私メッ セージ」で伝えましょう。 徳島科学技術高等学校 平成21年4月開校 新しくできる総合型専門高校の校名は、県民の 皆様から多数ご提案いただいた校名の中から 「徳島県立徳島科学技術高等学校」と決定いた しました。 1 新校舎建設  平成19年8月23日、徳島科学技術高校の起工式が、徳島市北矢 三町(現 徳島工業高校の校地)で行われ、現在、工事が進んでいます。 (完成予想図) 2 徳島科学技術高校とは  徳島科学技術高校は、徳島工業高校、徳島東工業高校及び 水産高校を発展的に再編統合し、情報化などの様々な社会環境 の変化や科学技術の高度化に対応できる人材を育成することを目 指す新しいタイプの高校として、平成21年度の開校を予定してい ます。  全日制課程では、工業教育と水産教育を展開し、大学への進学を 通して、将来の産業界を担う高度技術者の育成を目指す総合科学 系に「総合科学類」・「海洋科学類」を、専門分野に関する基礎的な 知識・技術を生かして、産業界で活躍できる実践技術者の育成を目 指す総合技術系に「機械技術類」・「電気技術類」・「建設技術類」 ・「海洋技術類」をそれぞれ設置します。  また、定時制課程では、機械の構造を中心とした工業の基礎を学 習する「機械類」と、建築・電気の基礎を学習し、専門の資格取得を 目指す「工業技術類」を設置します。 3 学科編成 全日制 総 合 科 学 系 大学への進学を通して、将 来の産業界を担う高度技 術者の育成をめざす。 総 合 技 術 系 専門分野に関する基礎的 な知識・技術を生かして、 産業界で活躍できる実践 技術者の育成をめざす。 定時制 工 業 科 工業の基礎を学習し、専 門の資格取得をめざす。 第1学年 第1学年 第1学年 電 気 技 術 類建 設 技 術 類工 業 技 術 類機 械 技 術 類機  械  類海 洋 技 術 類海 洋 科 学 類総 合 科 学 類 建  築  コ  ー  ス第2・3・4学年第2・3学年第2・3学年情 報 通 信 コ ー ス電  気  コ  ー  ス総 合 デ ザ イ ン コ ー ス環 境 土 木 コ ー ス建  築  コ  ー  ス電  気  コ  ー  ス生 産 シ ス テ ム コ ー ス機  械  コ  ー  ス機  械  コ  ー  ス海 洋 総 合 コ ー ス海 洋 科 学 コ ー ス環 境 科 学 コ ー ス情 報 科 学 コ ー ス ※生徒募集は類ごとに実施し、2学年から選択したコースに分かれます。