本県教育の新しい指針となる「徳島県教育振興計画」を策定 生涯にわたる「学び」の中で、時代の変化に対応し、自己実 現をめざす人を育てます 郷土に誇りを持ち、国際的視 野に立って行動できる人を育 てます 社会全体で教育力の向上に 取り組み、社会の創造に参画 できる人を育てます 未来を拓くオンリーワン教育の実現に向けて   全国的に、教育を取り巻く環境が大きく変化し、教育をめぐる様々な問題が指摘されてきており、本県において も同様の状況にあります。 そこで、県教育委員会では、それらの課題に適切に対応するため、基本目標に「郷土に誇りを持ち、社会の一員 として自立した、たくましい人づくり~地域の個性に根ざし、未来を拓くオンリーワン教育の実現~」を掲げ、その 実現に向けて今後5年間に取り組むべき施策を総合的かつ計画的に推進していくための指針として、この計画を 策定しました。 詳しい内容は、県のホームページに掲載するとともに、各学校にも配布しておりますので、是非ともご覧いただ き、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。 この計画の主役は皆さんです。県教育委員会も教職員が一丸となって全力を挙げて取り組んでいきますので、 一緒に明るい徳島の未来を創っていきましょう。 「徳島県教育振興計画」ってどんなもの この前、新聞に「徳島県教育振興計画が策定された。」という記事が載ってましたね。「教育」という言葉があるくらいだから私たちにも関係あるように思うのですが、どんな計画 なのですか? この計画は、みんなや先生にも大いに関係のある計画なんだよ。みんなの勉強や運動のこと、それからいじめや不 登校などのような問題に、きちんと対応していくために県の 教育委員会が作った計画なんだよ。 なんだか難しそうですね・・。 どんな事が書いてあるのですか? 分かりやすく言うと、これからの5年間に徳島県の教育をどうしていくのか、そして、そのために、学校や先生たちが 具体的に何をしなくちゃいけないのか、というようなことを 書いてあるんだよ。 でも、文章で書くだけだと、分かりにくいところもあるから、 この計画では「いつまでに何をする」というふうに、しっか りと、分かりやすい目標を立てて、その目標が実現できるようにがんばっていくことにしているんだよ。 そうなんですか。 みんなもテストや運動会の前には、目標を立ててがんばるでしょ。 はい。でも、できないときもありますが・・。 目標どおりにはいかないこともあるだろうけれど、目標を立ててそれに向かってがんばることが大事だね。 この計画の目標が達成されたかどうかは、私たちはどうすれば分かるのですか? いい質問だね。いくら目標を立てても、それが達成されているかどうか分からないと意味がないよね。 この計画では、毎年度、目標がどのくらい達成されているかを確かめて、その結果をインターネットなどで公表することにしているんだよ。そうすることで、みんなに分かりやすくなるからね。 それって、なんだか通信簿みたいですね。 そのとおりだね。目標が達成できなかった場合は、なぜできなかったのかを考えて、もっと工夫してがんばるし、達成できた場合は、もっと高い目標に見直していくようにしている んだよ。 そうすることによって、毎年毎年、この計画をより良いものにしていこうとしているんだよ。 目標を達成するためには、先生たちががんばらないといけないのですか? もちろん、学校や先生たちががんばらないといけないのだけど、みんなの家族やまわりの人たちもいっしょに力を合わせて取り組んでいくことが大切だね。 計 画 の 概 要●基本目標郷土に誇りを持ち、社会の一員として自立した、たくましい人づくり ~地域の個性に根ざし、未来を拓くオンリーワン教育の実現~ 「郷土に誇りを持ち」には、本県の恵まれた自然や文化、人情などについてよく知り、そこから学ぶことにより、徳島を誇りに思い、郷土や社会の発展のために積極的に行動するとともに、国際的視野に立って行動できる人を育んでいくという思いを込めています。   「社会の一員として自立した」には、個性や多様性を認め合った上で、自己実現を目指しながら、社会の形成者としての自覚と責任を持って生きる人を育んでいくという思いを込めています。   「たくましい人づくり」には、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」を備えた人を育んでいくという思いを込めています。 ●計画期間5年間(平成20(2008)年度~平成24(2012)年度) ●計画の構成 基本目標を達成するため、次の6つの基本方針を設定し、その下の個別の施策ごとに「現状」と「課題」を整理 した上で、「今後の取組」として、総合的・ 計画的に各種施策を展開していきます。  基本方針1 社会全体で取り組む教育の実現   基本方針2 未来にはばたく力をはぐくむ教育の実現   基本方針3 信頼される教育環境の実現  基本方針4 人権尊重社会をめざす教育の実現 基本方針5 みんなが学べる生涯学習社会の実現 基本方針6 豊かなスポーツライフと人・地域が輝く「あわ文化」の実現 ●数値目標事業の効果的な実施を図るため、「重点的に取り組む事業」を抜き出し、できるだけ数値目標を設定しています。 ●進行管理 毎年度、外部有識者による数値目標の達成状況等の点検・評価を行い、その結果を公表します。 その結果に基づき、問題点等を分析し、翌年度以降に取り組む施策を改善します。 平成20年度全国学力・学習状況調査(徳島県)の結果から 子どもたちの学力向上には、学校での学習はもちろんですが、家庭におけるよりよい生活習慣や学習習慣の形成が欠かせません。子どもたちの学力向上に向けて、家庭と学校が連携・協力して取り組んでいきましょう。 県教育委員会では、「徳島県学校改善支援プラン」のキャッチフレーズ「みんなでする つづけてする とことんする」を合い言葉に、子どもたちの学力向上に向けた取組を全県をあげて推進しています 国語、算数・数学 の学力調査結果は・・・平均正答率 (%) 「知識」に関する問題 「活用」に関する問題 「知識」に関する問題 教 科 小学六年 国 語 算 数 徳島県 全 国 中学三年 国 語 数 学 徳島県 全 国 差 「知識」に関する問題がんばっています 今年度は、小・中学校ともに 全国平均以上の正答率になりました。「活用」に関する問題 もう一息です 中学校数学は今年度も全国平均を上回りましたが、その他はやや下回りました。 子どもたちの意識 生活習慣 学習習慣 などについての学習状況調査結果は・・・ 新聞やテレビのニュースなどに関心があるか(小学生)■当てはまる ■どちらかといえば、当てはまらない ■どちらかといえば、当てはまる ■当てはまらないグラフの見方 新聞やテレビのニュースなどに関心がある、どちらかと いえばある本県小6児童は全体の60.4%で、全国平均 は66.1%である。 グラフの見方 新聞やテレビのニュースなどに関心がある本県小6児 童の国語(知識)の平均正答率は70.1%、全く関心が ない児童の平均正答率は55.9%である。  新聞やテレビのニュース などに関心がある児童生徒の方が正答率が高い傾向が見られました。 ※他の質問項目でも学力との相関 関係が多く見られています。 小・中学校とも全国平均を 上回っていた質問項目例*人の気持ちが分かる人間になりたいと思う*学校の宿題をする*算数・数学の勉強は大切であると思う 小・中学校とも全国平均を 下回っていた質問項目例多くの項目で 全国平均を下回りました。*朝食を毎日食べている*学校に持って行くものを、前日かその日の朝に確かめる*家の手伝いをしている*自分にはよいところがあると思う*家の人と学校での出来事について話をしている*テストで間違えた問題について、間違えたところを後で勉強している*国語の授業で意見などを発表するとき、うまく伝わるように話の組み立てを工夫している *国語の勉強が好きである 課題が見られた学力の育成や生活習慣・学習習慣の改善にみんなでつづけてとことん取り組みましょう そのために家庭では・・・●ほんの少し 時間をとって ●子どもと一緒に楽しい「食事タイム」 ●子どもと一緒に新聞やテレビの「ニュースタイム」 ●子どもと一緒に一日の出来事「語らいタイム」 ●子どもと一緒に「読書タイム」 ●ほんの少し 心がけて ●子どもが余裕をもって登校できるよう配慮を。 ●家庭学習をする子どもの姿を見守って。 ●子どもをほめて自信をもたせて。 ●ほんの少し 言葉をかけて(生活の中の課題について) ●「比べてみよう。」 ●「同じところや、違うところはどこかな?」 ●「あなたのおすすめは? そのわけは?」 ●「どうしてそうなるのかな?」 ハートtoハートつながるtwoハート人権尊重の思いをかたちに~心と心がつながるメッセージ~ おとな部門,こども部門,混合部門合わせて【応募総数1,378点】たくさんのご応募ありがとうございました 平成20年11月1日(土)「ヒューマンフェスタとくしま」 (郷土文化会館)にて表彰式、作品展示が行われました。 【入賞者発表】 ★知事賞★ 3作品(6人) 部門 おとな こども 混合 往信作品 谷 マスノ 片岡 さくら 増田 優介 母 高原幼 沖洲幼 返信作品 吉友 壽惠 片岡 あい 増田 香織 子 高原小 母 ★教育長賞★ 9作品(18人) 部門 おとな こども 混合 往信作品 奥本 裕 古高 みやび 南平 智子 西岡 健太 坂東 理絵 猪鼻 真也 瀧川 有香 O.A. 佐藤 麻耶 夫 高原小 南部中 辻高 阿波高 附属小 高浦中 母 徳島北高 返信作品 奥本 公美子 柴村 春花 井口 亜由美 藤岡 紀成 青木 詩織 大古 めぐみ 瀧川 深穂 O.K. 佐藤 秀子 妻 高原小 南部中 辻高 阿波高 保育士 母 子 祖母★入選★20作品(40人) ★佳作★ 20作品(41人)★知事賞  (増田 優介さん)(増田 香織さん) ★知事賞  (片岡 さくらさん)(片岡 あいさん)★教育長賞  (西岡 健太さん)(藤岡 紀成さん)★教育長賞(O.Aさん)(O.Kさん) ・ご応募いただいたどの作品にもあたたかい心の交流が込められていて、互いを大切に思い合う気持ちがあふれていました。作品制作に伴って醸し出  された心の結びつきを、今後さらに強くして、そして、まわりの方たちにもつながりの人権尊重の「輪」を広げてほしいものです。・入賞作品は各地で実施されるパネル展や徳島県教育委員会ホームページで見ることができます。・徳島県教育委員会では「ハートtoハート つながるtwoハート」作品パネルをはじめ各種人権教育 ・啓発パネルの貸出をしています。学校・地域等での展示及び学習資料としてご活用ください。 問い合わせ先 県教育委員会 人権教育課2(088)621-3157 消費者教育よくある携帯電話のトラブル携帯電話に届いたメールやサイトを開いただけで入会・登録とみなして、会員登録料を請求 したり、利用した覚えのないサイトの利用料金の請求が届くトラブルが横行しています。 アドバイス●不審なメールが届いても、相手に連絡をしないこと。  (名前や連絡先等の個人情報を知られてしまいます。)●利用するサイトが有料か無料か、利用規約はあるのか確認すること。●身に覚えのない料金の請求があっても支払わないこと。 保護者の皆さんへ ●携帯電話を与える際には、その正しい使用方法や危険性を十分に説明して、親子で使用上のルールを決めるようにしましょう。●子どもがどのような使い方をしているか定期的に確認しましょう。●有害なサイトには接続できないように、フィルタリングサービスを利用しましょう。 悩んでいるならすぐ相談徳島県消費者情報センター〒770-0902 徳島市西新町2丁目5(徳島経済センタービル1階) 電話088-623-0110ホームページhttp://www1.pref.tokushima.jp/shohi/ とくしまのくらし標語ちょっとまて ひらいていいの そのページ 阿波中学校 酒巻 弥生 緊急メッセージ自分も、みんなもはしかにならない! はしかにさせない! 中学1年生、高校3年生のみなさんと保護者の方へ10代から20代を中心に、麻しんの全国流行が起こっています。各家庭に送られている予診票を持って医療機関へ行き、 麻しん・風しんの予防接種を受けましょう。平成21年3月31日までは 無料 で受けられます。問い合わせは、各市町村へ みんなで楽しめる行事一覧 開催月 開催期間     行   事   名   称           申込  費用  定員    開  催  場  所     備  考    12月   14日(日) 板野町史跡ウォーキング2                        30    埋蔵文化財総合センター      21日(日) 親子で楽しむ映画会「長ぐつをはいたネコ」               20    総合教育センター      21日(日) もうすぐお正月                    ◆   ☆   50    牟岐少年自然の家      費用:1,000円 1月    10日(土)  おはなし「あせびの会」                        20    総合教育センター      11日(日) 親子で楽しむ映画会「マッチ売りの少女」                20    総合教育センター      11日(日) 文化の森ニューイヤーコンサート                    250    21世紀館          14時開演       17日(土) こども鑑賞クラブ「徳島のコレクション2008-Ⅳ」         ☆        近代美術館         小学生対象保護者同伴可,小学生は無料      18日(日)  親子で楽しむ映画会「ギザ耳うさぎ」                   20    総合教育センター      18日(日)  ミクロの世界ー電子顕微鏡で化石を見よう!②      ◆       10    博物館           1/8〆切(往復はがき)、小学校高学年以上      18日(日)  ベーゴマをまわしてみよう               ◆       30    博物館           1/8〆切(往復はがき)      24日(土)  おはなし「あせびの会」                        20    総合教育センター  24日(土)~25日(日) 冬の自然を楽しもう                  ◆   ☆   50    牟岐少年自然の家      費用:3,500円 1/21〆切 2月    1日(日)  親子で楽しむ映画会「みつばちマーヤの冒険」              20    総合教育センター       8日(日)  トンボ玉をつくろう②                 ◆       20    博物館           1/29〆切(往復はがき),高校生以上     14日(土) おはなし「あせびの会」                        20    総合教育センター      14日(土) こども鑑賞クラブ「徳島のコレクション2009-Ⅰ(上)」      ☆        近代美術館         小学生対象保護者同伴可,小学生は無料      15日(日) 親子で楽しむ映画会「愛の若草物語」                  20    総合教育センター      15日(日) 動物の冬越し                     ◆       30    博物館           2/5〆切(往復はがき),文化の森総合公園内     22日(日) 念仏踊りと阿波                            50    博物館      28日(土) おはなし「あせびの会」                        20    総合教育センター ●おはなし会 第2木曜/15:30~16:00 第2、4日曜/13:30~14:00 図書館●第5回 発掘へんろ - 遺跡で巡る伊豫・土佐・讃岐・阿波 -「遺跡にみる国際交流」 2月13日(金)~3月22日(日) 埋蔵文化財総合センター◆印は、申込が必要です。☆印は、費用が必要です。 問い合わせ先 ●県立埋蔵文化財総合センター 2088-672-4545        ●県立総合教育センター 2088-672-5400       ●県 立 図 書 館 2088-668-3500       ●県 立 博 物 館 2088-668-3636       ●県 立 近 代 美 術 館 2088-668-1088       ●県 立 二 十 一 世 紀 館 2088-668-1111       ●県 立 牟 岐 少 年 自 然 の 家 20884-72-2811 『教育通信ふれあいひろば』の内容が県教育委員会のホームページでご覧になれます。 また、テキストファイルもありますのでご利用ください。 http://www.pref.tokushima.jp/ この広報誌について皆さまからのご感想をお寄せください。 Eメール●kyouikusoumuka@pref.tokushima.lg.jp