一人ひとりの可能性を伸ばす特別支援教育 障害のある子どもたちが適切で専門的な教育を受け、一人ひとりの可能性を伸ばすことができるよう、 徳島県教育委員会では特別支援教育の充実に取り組んでいます。地域との交流活動 拡大読書器を使った学習 手話でお話会 じゃがいもの収穫体験 特別支援学校の適正配置を進めています 池田支援学校美馬分校 (H22年4月 開校) 池田支援学校 (H22年4月 本校化) ※平成22年4月から、  「養護学校」の校名は  「支援学校」に変わります。 板野支援学校 鴨島支援学校 国府支援学校 盲学校・聾学校 (H25年度末 新校舎完成予定) ひのみね支援学校 高等養護学校(仮称) (H24年4月 開校予定) 阿南支援学校 阿南支援学校ひわさ分校 特別支援教育の充実に向けた取り組みのひとつとして、特別支援学校の適正配置を積極的に進め、でき る限り身近な場で教育を受けることができるよう教育環境を整備しています。  ● 現在の国府養護学校池田分校を本校化して「徳島県立池田支援学校」とします。  ● 美馬商業高校に併設する形で開校する「徳島県立池田支援学校美馬分校」は、知的障害の生徒を対象    とします。高等部普通科を設置して、自立と社会参加に向けた教育を行います。    ●池田支援学校と同校美馬分校が中心となって、県西部地域の特別支援教育を推進します。  ● 旧徳島赤十字病院跡地に開校を予定している「高等養護学校(仮称)」は、高等学校段階の心身症等の病    弱又は軽度知的障害を伴う発達障害等の生徒を対象とします。商業系、情報系などの4学科の設置を計    画しており、社会的・職業的自立に向けた教育を行います。  ● 盲学校の敷地に新校舎建設を予定している「盲学校・聾学校」は、それぞれの障害に応じた専門的な教    育を行います。また、両校併置の特色を生かし、互いを認め合う中で共に活動し、共に学ぶ学校づくりを    進めます。 学習指導要領が改訂されました  教育基本法や学校教育法の改正などを踏まえ、「生きる力」をはぐくむという学習指導要領の理念を実現するため、そ の具体的な手立てを確立する観点から学習指導要領が改訂されました。 学習指導要領改訂のポイントは次の7点! ●改正教育基本法等を踏まえた学習指導要領改訂 ●「生きる力」という理念の共有 ●基礎的・基本的な知識・技能の習得 ●思考力・判断力・表現力等の育成 ●確かな学力を確立するために必要な授業時数の確保 ●学習意欲の向上や学習習慣の確立 ●豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実 教育内容に関する主な改善事項は次の7点! ●言語活動の充実 ●理数教育の充実 ●伝統や文化に関する教育の充実 ●道徳教育の充実 ●体験活動の充実 ●外国語活動・外国語教育の充実 ●社会の変化への対応の観点から教科等を横断して 改善すべき事項(環境教育、キャリア教育、食育 等) 小学校は平成23年度、中学校は平成24年度、高等学校は平成25年度から、 特別支援学校は、小・中・高等学校に準じて新学習指導要領による教育を実施します。 小・中学校の新学習指導要領の実施スケジュール 小 学 校 先 行 実 施 全 面 実 施 ※1 先行実施 小学校においては、学校の実態に合わせて時数を決めて、外国語活動を行っています。 授業時数が増加する算数・数学、理科は、補助教材などを使って、新学習指導要領の内容を追加して学習しています。 中 学 校 先 行 実 施 全 面 実 施 どのように 変わるのかな? 具体的な改善内容 1 授業時数は? 【小学校】 国語・社会・算数・理科・体育の授業時数を6年間で約1割増加します。 週当たりの授業時数を1・2年生で週2時間、3~6年生で週1時間増加します。 【中学校】 国語・社会・数学・理科・保健体育・外国語の授業時数を3年間で約1割増加します。 週当たりの授業時数を各学年で週1時間増加します。 総合的な学習の時間は、小学校も中学校も各教科等の中で、知識・技能を活用する学習を充実させるため、授業時数は縮減します。 2 内容は? たとえば・・・ 国語では、  ●記録、説明、報告、紹介、感想、討論などの言語活動を充実します。  ●小学校では古文や漢文を音読し、中学校でも古典に一層親しみます。 社会では、  ●我が国の伝統や文化についての学習を充実します。  ●小学校では47都道府県の名称と位置を、中学校では裁判員制度についても学びます。 算数・数学では、  ●小学校低学年から中学校3年生までの間に、基礎的・基本的な知識・技能を確実に身   に付け、それを活用できるようにするため、反復による学習をします。 理科では、  ●観察や実験を充実し、その結果を整理し考察する学習を重視します。 音楽では、  ●和楽器を演奏するなど、我が国の音楽についての学習を充実します。 体育・保健体育では、 ●体力向上のために小学校低学年から体をほぐ  す・バランスを取るなどの「体つくり運動」を始  めます。 ●中学校では、全員が武道・ダンスを学びます。 外国語活動・外国語では、 ●小学校5・6年生で、英語を中心とした外国語活  動を始めます。 ●小・中学校を通して、積極的にコミュニケーショ  ンを図ろうとする態度をはぐくみます。 道徳では、 ●子どもの発達に応じて、あいさつ、規範意識、自他の生命の尊重、社会への主体的参画  などについて学びます。 阿南第一中学校 鳴門市第一小学校 ALT(外国語指導助手)の先生との外国語活動 高等学校の新学習指導要領の実施スケジュール 高等学校 先行実施 先行実施 (年次進行) 数学、理科 年次 進行で 実施 ※1 先行実施 平成22年度から総合的な学習の時間や特別活動等を、 平成24年度からは第1学年の数学・理科を新学習指導要領で実施 ※2 年次進行で実施 平成25年度は第1学年、平成26年度は第1・2学年、 平成27年度からは全学年で、新学習指導要領を実施 高等学校の新学習指導要領のポイント ●言語活動の充実  → 国語をはじめ、各教科等で批評、論述、討論などの学習を充実 ●理数教育の充実  → 近年の新しい科学的知見に対応し、指導内容を刷新    (例:膨張する宇宙像、遺伝情報とタンパク質の合成) ●伝統や文化に関する教育の充実  → 歴史教育(世界史における日本史の扱い等)や宗教に関する学習を充実 ●外国語教育の充実  → ・高等学校で指導する標準的な単語数を1,300語から1,800語に増加    ・授業は英語で指導することが基本 特別支援学校の新学習指導要領のポイント ●一人ひとりに応じた指導の充実  → すべての幼児・児童生徒の「個別の指導計画」等を作成することを義務付ける。 ●職業教育の充実  → 特別支援学校(知的障害)の高等部の専門教科として、「福祉」を新設する。 平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について  平成20年4月から7月にかけて、全国の小学校5年生と中学校2年生を対象に体力・運動能力、運動習慣等調査が行われました。徳島県の子 どもたちの体力は、全体的に全国平均を下回っています。体力向上には、運動習慣、生活習慣を改善することが大切です。学校だけでなく、家 庭や地域が協力してたくましい「徳島っ子」を育てましょう。  本年度もこの調査は行われています。児童・生徒のみなさん、頑張ってください! ●体力テストの結果  小学5年生の女子の握力と ソフトボール投げは、全国平均 を上回っていますが、その他の 種目は低くなっています。  中学2年生では男女の握力 が全国平均を上回っています。 特に小学生・中学生ともに走 運動の弱さが見られます。 ●運動習慣等の調査結果  運動時間では、たくさん運 動する子どもとあまりしない子 どものどちらも全国平均より 多くなっています。小学校・中 学校ともに朝食を毎日食べて いない子どもが多くなってい ます。  「朝ごはん」をしっかり食べ て朝から元気に活動しましょう! ●たくましい徳島っ子を育てるための取組 体力アップ100日作戦! (小学校1・2年生対象)  体力アップにつながる目標を設定し、その 目標を100日間実践することに挑戦します。 達成できたら達成賞がもらえます。小学校 1・2年生のみなさん、達成賞を目指して頑張 りましょう! 《目標例》 なわとび○○回 朝のマラソン 早寝・早起き・朝ごはん 歩いて学校に行く など 昨年度の達成率は89%でした。今年度は100%をめざします! 子どもの体力向上支援プラン  「子どもの体力・運動能力向上対策委員会」を設置し、学識経験者やPTAを交 えて、徳島県の子どもの体力を分析するとともに、これまでの取組を検証します。 そして、問題解決のための「子どもの体力向上支援プラン」をつくります。また、 小・中学生の発達段階に応じた「体力向上運動プログラム」を作成して、学校の授 業や家庭で実践しやすい運動プログラムを紹介します。来年春に各小・中学校に 配付する予定です。 トップアスリート派遣指導事業  元オリンピック選手や日本代表選手などのトップ アスリートを、小・中学校やスポーツ少年団に派遣し ます。  スポーツの魅力を伝え、模範演技や実技指導を 通して、体を動かすことや運動の楽しさをみんな と一緒に体験します。 《平成20年度派遣指導事業》 木屋平小学校 宮ノ腰 達也 先生 (バスケットボール実業団選手) 板東小学校 大朝 尚子 先生 (元100mハードル日本記録保持者) 里浦小学校 杉本 龍勇 先生 (バルセロナ五輪出場選手400mリレー6位)  いよいよ夏休みです!朝のラジオ体操も始まります。家族で海や山に出かけたり、学校のプールで泳いだりと活動の 機会も多くなります。スポーツ少年団や部活動では、試合や合宿で忙しくなります。生活リズムをくずさないように、 また、熱中症や水の事故にも十分注意して、楽しい充実した夏休みを過ごしましょう! 人権尊重の思いを広げよう ~あなたの体験をみんなの心に~ 平成21年度 「心にひびく とっておきのエピソード」作品募集 募集期間 平成21年 7月13日(月)から 9月11日(金)まで  「心にひびく とっておきのエピソード」作品募集では、家庭や学校、職場や地域などで自分自身が体験したり見かけたりした、人権問題の解 決に向けた思いや、自分や他の人を大切にすることが具体的な態度や行動に現れたエピソードを作品として募集します。  あなたのエピソードを、作文や詩に、または作文や詩と絵(イラスト)や写真を組み合わせて表現してみませんか。 募集作品 ●家庭や学校、職場や地域などで自分自身が体験したり見かけたりした、人権問題の解決に向け  た思いや、自分や他の人を大切にすることが具体的な態度や行動に現れたエピソードを作品  として募集します。 ●作品は、エピソードを作文や詩で表したもの、または作文や詩と絵(イラスト)や写真を組み合わ  せたものとします。制作方法については特に定めません。ただし、平面作品に限ります。 ●応募作品は、いずれも応募者本人が制作した未発表の作品に限ります。 募集作品規格 ●作文や詩等の文字数は400字までとします。 ●用紙の大きさはA3版(42cm×29.7cm)までとします。 ●用紙の材質や色は問いません。ただし、絵(イラスト)の用紙は無地とします。 応募方法 ●作文や詩と絵(イラスト)や写真を組み合わせる場合は、1枚の紙に書くか貼るなどして一体の  ものにしてください。(最大A3版までとします。) ●作品の裏に名前と作品の題名を記入してください。 ●応募票に必要事項を記入し、作品を所定の位置に貼付してください。 ●作品は、徳島県教育委員会人権教育課へ郵送または持参してください。 ●学校等からの一括応募には応募者名簿を添付してください。 賞 ●各賞の受賞者には、賞状を授与するとともに、副賞として図書カードを贈呈します。 知  事  賞 (3点)   1作品につき2万円分の図書カード 教 育 長 賞 (6点)   1作品につき1万円分の図書カード 徳島新聞社賞 (3点)   1作品につき5千円分の図書カード 入    選 (20点程度)1作品につき3千円分の図書カード 佳    作 (20点程度)1作品につき1千円分の図書カード ●応募者全員に参加賞を贈呈します。 詳しくは ●募集チラシ(応募票兼用)をご覧ください。  なお、募集チラシは各学校、各幼稚園、県庁1階県民サービス  センター、東部県税局各庁舎、南部・西部総合県民局各庁舎、  市町村教育委員会等にあります。 応募先と問い合わせ先 県教育委員会人権教育課(県庁9階) 〒770-8570 徳島市万代町1-1 2(088)621-3157 作品例 「みんなで焼きそば」  「いっしょに食べよう。」 一人ぼっ ちで遊んでいたぼくに友達が声をか けてくれました。とてもうれしかった です。友達っていいなと思いました。 みんなで食べたあの時の焼きそば は、本当においしかったです。  ぼくもだれかがこまっていたりさ びしがっていたりしたら、勇気を出し て声をかけたいです。 県立富岡東中学校 来年4月開校!! 県南に併設型中高一貫教育がスタートします 開校までのスケジュール予定   平成21年10月 入学説明会開催           出願書類配布   平成21年12月 入学願書受付   平成22年 1月 入学者選抜実施   平成22年 4月 富岡東中学校開校★教育目標 「ゆるぎない自信を持って未来を拓くたくましい人材の育成」 富岡東では、中高6年間の計画的・継続的な教育により、「豊かな心を身につけ た生徒」「たくましい力を備えた生徒」「大きな夢に挑戦する生徒」を育てます。★富岡東の中高一貫だから・・・規 律 あ る 学 校 生 活   あいさつから始まる規律ある学校生活の中で、全力で取り組む姿勢や、礼節を 重んじる態度を育てます。きめ細やかな学習指導   定期的に実施する授業理解度確認テスト等により、生徒一人一人の学力の 定着とステップアップを図ります。国 際 性 の 育 成   社会の各分野で活躍されている方々との出会いや、国際的な交流の場を 生かし、世界に目を向けた夢を育てます。<富岡東中・高校への入学について>●富岡東中学校の入学者は、調査書・適性検査・ 面接の結果を資料として、総合的に選抜します。 ●富岡東中学校から富岡東高校普通科(全日制)へ は、高校入試なしで進学することができます。 (他の中学校から高校入試を受けて入学すること もできます。)入学説明会にご参加ください   本年10月に、富岡東 中学校入学説明会を、 富岡東高校で開催し ます。  ご案内は小学校を 通じて、9月上旬に、県 内の小学校6年生全 員にお届けします。   ぜひご参加ください。併設型中高一貫教育説明会 平成20年12月実施お問い合わせ 徳島県教育委員会教育改革課 〒770-8570 徳島市万代町1-1 Tel.088-621-3183 Fax.088-621-2880 徳島県立富岡東高等学校 〒774-0011 阿南市領家町走寄102-2 Tel.0884-22-2120 Fax.0884-23-5244