教育通信 ふれあいひろば 平成28年2月 Vol.53 編集●徳島県教育委員会教育総務課 〒770-8570 徳島市万代町1丁目1番地 TEL.088-621-3159 FAX.088-621-2879 表 第1回徳島県中学校総合文化祭記念行事を開催!  中学生の文化芸術活動を活性化させようと平成27年10月1日から開催された第1回徳島県中学校総合文化祭。12月25日から12月27日に開催記念行事が行われました。美術、書道などの教科の優秀作品展とともに、26日には、記念式典及び記念講演会が行われました。  記念式典では、徳島県中学校文化連盟シンボルマークや文化祭ポスターの原画などの表彰式や伝統芸能の発表が行われ、講演会では、武蔵野美術大学の板東孝明教授が、「未来のデザインをつくろう」と題した講演を行い、「デザインとは未来を描くことであり、そのためには、若い時期に様々な分野のことを学ぶ必要がある」と中学生に熱く語りかけました。  県内の中学校や特別支援学校中学部生徒が出品したおよそ1,200点の作品や、生徒が作成した「竹の地球儀の記念モニュメント」を観覧しようと飯泉知事はじめ家族連れなど約1,600人が訪れました。 記念モニュメントワークショップ「かけがえのない地球を守ろう」 記念講演 「輝く未来 伝えにゃそんそん 伝統ある阿波の文化」 ふるさとの誇りを発信!!  「地域の芸能を継承する仲間と発表しあえることは、励みになりました。」と参加した生徒は、話していました。 貞光中学校「一宇雨乞い踊り」 川内中学校「傾城阿波の鳴門順礼歌の段」 吉野中学校「案内神社の獅子舞」 第3期、あわっ子文化大使誕生(予定)  今年度は、対象を全公立中学生に拡大し、あわっ子文化大使を募集しました。  1月22日を基準日に検定を行い、3月には第3期の「あわっ子文化大使」が誕生する予定です。 「自転車の事故防止は自分たちで!」 交通ルールを守り、正しい交通マナーを身につけ良識ある交通社会人となるため、交通マナーアップクラブが各高校・特別支援学校で活動しています。 (実例)三好高等学校の活動 インストラクターをめざし、講義を受ける生徒たち  「自転車事故を防止するのは私たちの手で」をスローガンに、平成25年度から本田技研工業株式会社と三好警察署の協力を得て、自転車インストラクター指導員の養成を開始しました。  毎年3月に座学3時間・実技指導5時間の講義を受け、インストラクターの認定(平成25年度は12名・平成26年度は16名)をいただき、5月に行った交通安全講話では、生徒全員がインストラクターの指示に従い実技を体験しました。 実技指導を行うインストラクターの生徒たち  緊急回避体験や連続8の字走行、複合体験コースでは安全確認とスラローム走行を指導員として認定された生徒たちが、実技指導しました。受講する生徒たちもインストラクターの指示を聞き、説明不足があれば質問等を行い積極的に参加できました。  生徒自ら指導し体験することで、すべての生徒が自転車運転での事故防止に関心を持ち、一番身近な交通手段である自転車による事故がなくなるよう、今後ともこの活動を続けていきます。 選挙権年齢「18歳以上」への引き下げについて  平成27年6月に選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が成立し、今年夏の参議院議員通常選挙から適用される見通しとなりました。  県教育委員会では、学校における政治や選挙等に関する学習内容の一層の充実を図るため、選挙管理委員会等との連携を深めながら、様々な事業を展開しています。 ●「初歩から学ぶ選挙スクール」  選挙の意義を学びながら、選挙制度の基礎知識などを習得し、模擬選挙等を体験。 ●「主権者教育に関する教員研修会」  管理職及び主権者教育担当教員を対象とした講演や講習を実施。 ●「主権者意識を高める教育の充実のための出前講座」  生徒を対象とした講演や授業、教員を対象とした研修のための出前講座を実施。  こうした取組をとおして、未来を担う児童・生徒に、政治を身近に感じながら、主体的に社会に参画する大切さを学びとってほしいと考えています。そのためにも、各家庭や地域社会との連携がさらに必要となってまいりますので、今後とも御協力をお願いします。 「元気なあわっ子憲章」の制定について  県教育委員会では、徳島の未来を担うすべての子供たちの健康づくりを目指して、憲章を制定しました。みんなで元気なあわっ子を育てましょう。 子供たちの取組 げん きに運動するけん き ょうも野菜を食べるけん な ん時に寝るか決めるけん 家庭での取組 あ さごはんを食べるんじょ わ すれず運動するんじょ つ いつい夜更かしやめるんじょ こ どもといっしょに取り組むんじょ 学校・地域・行政での取組 そ とでの活動 いろんな体験 応援するでよ だ いじな睡眠 早寝早起き 応援するでよ て づくりの おいしい食事 応援するでよ よ いところ ほめる子育て 応援するでよ う ごきだす 生活改善 応援するでよ 裏 徳島教育大綱が策定されました  教育委員会制度の改正に伴い、昨年6月、知事と教育委員会で構成される「総合教育会議」が設置されました。6回にわたる総合教育会議においては、知事が定める教育に関する大綱の策定について、各分野の代表者や県民の皆様からの御意見もいただきながら、自由闊達な協議がなされ、去る12月25日に「徳島教育大綱」が策定されました。 とくしまの未来を切り拓く、夢あふれる「人財」の育成 を基本方針とし、「徳島ならでは」の教育により、大きな夢や高い目標を持って、困難にぶつかっても挑戦し続け、未来を切り拓いていく、本県の宝である「人財」の育成を目指します。  重点項目は次の3点を掲げており、 Ⅰ 地方創生から日本創成へ!「徳島ならでは」の教育の推進 Ⅱ 一人ひとりが輝く! 徳島の未来を育む教育の推進 Ⅲ グローバル社会で活躍! 徳島から世界への扉をひらく教育の推進  特に重点項目 Ⅱ には「学校・家庭・地域が協働で取り組む教育の推進」として、 地域総ぐるみの子育ての実現 ●地域の実情に応じた学校と家庭・地域の連携協働体制を構築するとともに、放課後児童クラブと放課後子供教室などの連携はもとより、市町村、企業等を含めた「オール徳島」で施策を推進します。 家庭教育支援の充実 ●家庭は、子供たちの健やかな育ちの基盤であり、すべての教育の出発点であるとの認識のもと、社会全体で家庭教育をサポートする気運を醸成するとともに、関連する情報の提供や相談対応、子育て支援サービスの充実など、各家庭の自主的な取組を多面的に支援します。 などの推進項目を掲げております。  基本方針に掲げる「人財」を育成するため、あらゆる分野・世代の教育力を結集し、「徳島ならでは」の特色あふれる未来志向の教育施策を積極的に推進していきます。 ※「人財」は、子供たちが徳島の宝であるという意味を込めて、あえて「人材」ではなく「人財」としています。 ※徳島教育大綱は、県のホームページからダウンロードできます。 トップページ→組織別「教育委員会」→「教育総務課」→「資料」 アドレス http://www.pref.tokushima.jp/docs/2016010400516/ 「阿南工業高校・新野高校の再編統合に係る計画」を策定しました。 計画の概要  全国初となる農業・工業・商業が一体化した総合産業高校を新たに設置し、農工商産業教育のフルセット体制を確立するとともに、一歩先の未来を見通す新たなキャリアパスを実現します。 ◆設置学科〈学科等は仮称〉 学科等 産業創造科 総合サイエンス系 地域クリエイト系 バイオサイエンス系 フードデザイン系 情報ビジネス系 工業科 機械ロボットシステム科 電気情報システム科 都市環境システム科 ◆設置場所  宝田キャンパス(現阿南工業高校)及び新野キャンパス(現新野高校)において、一体的な教育を行います。 ◆開校年度 平成30年度 ◆統合方法  平成28年度までに阿南工業高校及び新野高校に入学した生徒は、それぞれの学校の生徒として卒業します。  平成29年度に阿南工業高校及び新野高校に入学した生徒は、平成31年度に新高校に転学し、新高校の生徒として卒業します。 ※「阿南工業高校・新野高校の再編統合に係る計画」は、次のURLから御覧になれます。 アドレス http://www.pref.tokushima.jp/docs/2015121700232/ 「インターネットの適切な利用について」 インターネットにつながる機器で1日にどれぐらいの時間インターネットを利用していますか - 平成27年度携帯電話等の利用状況アンケート結果より - (対象:抽出12校 児童生徒2,096名) 小学6年生 ■使用しない 16.5%  ■1時間未満 41.6%  ■1時間以上3時間未満 35.4%  ■3時間以上 6.5% 中学2年生 ■使用しない 9.2%  ■1時間未満 28.6%  ■1時間以上3時間未満 46.0%  ■3時間以上 16.2% 高校2年生 ■使用しない 2.3%  ■1時間未満 18.2%  ■1時間以上3時間未満 53.2%  ■3時間以上 26.3%  本年度県教育委員会が実施した調査では、小学6年生の約8割、中学2年生の約9割、高校2年生のほぼ全員がインターネットを利用していると回答しました。  最近はゲーム機や音楽プレイヤー等でもネットに接続できます。これらの機器から必要な情報が得られ、私たちの生活が便利になる反面、間違った情報も多く、思わぬトラブルや犯罪被害にあうこともあります。また、長時間使用による視力低下や依存症など心身への影響も心配されます。  このような被害を防ぐためには、機器のフィルタリング設定が有効です。学校においては、子供たちがその危険性を知り、情報ネットワークを正しく活用できるよう「携帯電話安全教室」を開催したり、情報モラルを高める授業を行ったりしています。また、警察等関係機関の協力を得て適宜、保護者向けの研修会を開催し、トラブル事例やネットの安全な使い方を示した資料を用いて、新しい情報をお知らせしています。  保護者の皆様は、子供たちがどのようにネットを使い、何をしているのかに関心を持って見守るとともに、学校等で開催されている研修会・講演会に御参加いただき、端末機器を使う時間や場所、電源を切る時刻など、家庭でのルールづくりにお役立てください。 平成27年度スーパーオンリーワンハイスクール事業及び「NIPPON」探究スクール事業生徒活動発表会・生徒活動パネル展の開催について スーパーオンリーワンハイスクール事業  先進的な体験活動や研究活動を通じて、特色ある教育活動のレベルアップとグローバル人材育成に取り組み、全国そして世界を目指した徳島ならではの学校独自の研究や活動を実践する事業。 (実施校:徳島北高校、阿南工業高校、那賀高校、つるぎ高校) 「NIPPON」探究スクール事業  明治から昭和における歴史を紐解き、それぞれの時代における世界の中の「NIPPON」、日本の中の徳島の政治、経済、外交がどのようなものであったかを2年間を通して探究する事業。 (実施校:海部高校、池田高校) 生徒活動発表会 2月6日(土)に県立二十一世紀館において、事業実施校の発表や討論会、講演会を実施しました。 生徒活動パネル展 2月16日(火)から2月22日(月) 「NHK徳島放送局 ロビー展」 3月 5日(土)から3月22日(火) 「徳島阿波おどり空港」 認定証授与式(平成27年7月22日) 最優秀賞は、つるぎ高校に決定!(平成28年2月6日) 高等学校等就学支援金について ●高等学校等の授業料に充てるための、家庭の教育費負担を軽減する制度です(返済不要)。学校設置者が生徒本人に代わって受け取り、授業料と相殺されます。生徒本人や保護者が直接受け取るものではありません。 ●ただし、申請をしなければ支援は受けられません。また、認定された場合は、毎年度7月にも継続認定の手続をしなければ、1年間支給が停止されます。 徳島県奨学のための給付金について ●全ての意志ある高校生等が安心して教育を受けられるよう、一定の要件を満たす世帯に対し、授業料以外の教育に必要な経費を支援するため、給付金を支給します。 徳島県奨学金について ●修学の機会を確保し、人材を育成することを目的として、経済的理由により修学が困難な高校生及び高専生に貸付を行っています。 お問い合わせ先 学校政策課 就学支援担当 電話 088-621-3144,3132 公益通報制度 ※通報者の秘密を含め、個人情報は保護されます。 教職員の不正行為等を通報したい場合は、次の方法で御連絡ください。 封書 〒770-8570 徳島市万代町1丁目1番地 「徳島県教育委員会コンプライアンス推進室(公益通報)」宛 メール compliancesuishinshitsu@mt.tokushima-ec.ed.jp (徳島県教育委員会ホームページからも通報できます。) ※市町村立小・中・高等学校の教職員については、各市町村教育委員会まで御連絡ください。 体罰相談窓口 ※相談者や児童・生徒のプライバシーに配慮します。 教職員からの体罰でお悩みの方は、次の電話番号に御相談ください。 電話 088-621-3130 (平日午前9時から午後6時まで) 対象は、徳島県内公立学校の教職員です。 お知らせ 「教育通信ふれあいひろば」の内容が県教育委員会のホームページで御覧になれます。 また、テキストファイルもありますので御利用ください。 アドレス http://www.pref.tokushima.jp/docs/2015102100099/ この広報誌について皆さまからの御感想をお寄せください。 E-mail →kyouikusoumuka@pref.tokushima.lg.jp