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日本の学校に関する基礎知識

日本の教育制度

日本の教育制度では,小学校の6年間と中学校の3年間が義務教育です。通常6歳 で小学校に,12歳で中学校に入学します。
高等学校は義務教育ではありませんが,進学率は97パーセント以上となっており,ほとんどの者が高等学校に進学します。
高等学校を卒業後,4年制の大学や2年制の短期大学に進学する者が半数を超えています。

日本の教育制度

小中学校(義務教育)で学ぶ教科等

1 小学校(主なもの)

国語
日本語を聞いたり話したり,読んだり書いたりします。文章の内容を読み取る学習もあります。
書写
文字や言葉を丁寧に美しく書く練習をします。
社会(3-6年生)
日本や世界の地理や歴史などの学習をします。地域の様子を調べて学習します。
算数
数と計算や量と測定,図形や数量関係について勉強します。
理科(3-6年生)
植物や動物,天体の観察をしたり,色々な実験をしたり調べたりして学習します。
生活(1-2年生)※3年生から理科・社会になる
人や社会,自然とのかかわりについて具体的な活動や体験を通して学びます。
音楽
歌を歌ったり,楽器を演奏したり,色々な曲を鑑賞して,豊かな感性を養います。音楽づくりの基本を学習することもあります。
図画工作
絵や彫刻,デザインをしたり,身近な材料で物を作ったり,様々な作品を鑑賞をしたりして豊かな感性を養います。
家庭(5-6年生)
調理実習をしたり,裁縫道具やミシンを使って布で小物を作ったりして,日常生活に必要なことを学びます。
体育
運動場や体育館で運動をします。夏はプールで水泳をします。3-6年生は体の成長や病気の予防などの保健学習も行います。
道徳
善いことや悪いことの判断や社会生活の中で望ましい考え方や公衆道徳などを学びます。
外国語活動
音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動を通じて,言語や文化について体験的に理解を深め,コミュニケーション能力の素地を養います。
総合的な学習の時間
横断的・総合的な学習や探究的な学習を通して,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てます。
特別活動(特活)
学級のみんなで困ったことを解決したり,楽しい催しを企画・実行したりします。また,進路や職業などについても学習します。

2 中学校(主なもの)

国語
日本語を聞いたり話したり,読んだり書いたりします。文章の内容を読み取る学習もあります。
書写
文字や言葉を丁寧に美しく書く練習をします。
社会
広い視野に立って,社会に対する関心を高めます。地理,歴史,公民の各分野について学習します。
数学
数と計算や量と測定,図形や数量関係などについて勉強します。
理科
自然の事物・現象について,目的意識をもって観察,実験などを行い,科学的な見方や考え方を勉強します。第1分野(物理,科学)第2分野(生物,地学)に分けて学習します。
音楽
歌を歌ったり,楽器を演奏したり,色々な曲を鑑賞したりして,豊かな感性を養います。音楽文化についても学習します。
美術
絵や彫刻,デザインをしたり,身近な材料で物を作ったり,様々な作品を鑑賞するなどして豊かな感性を養います。
保健体育
運動場や体育館で運動をします。夏はプールで水泳をします。体の成長や病気の予防などの保健学習も行います。
技術・家庭
調理実習をしたり,裁縫道具やミシンを使って布で小物を作ったりして,日常生活に必要なことを学びます。
外国語
聞く・話す・読む・書くの四つの技能をバランスよく習得し,コミュニケーション能力の基礎を培います。
道徳
善いことや悪いことの判断や社会生活の中で望ましい考え方や公衆道徳などを学びます。
総合的な学習の時間
横断的・総合的な学習や探究的な学習を通して,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体 的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てます。
特別活動
学級のみんなで困ったことを解決したり,楽しい催しを企画・実行したりします。また,進路や職業などについても学習します。

徳島県の学校

1 徳島県の学校数・種類・分類

ア 校種別,設置者別の学校数(令和3年度)

校種別,設置者別の学校数(令和3年度)の表

イ 徳島県の高等学校の課程別の生徒数(令和3年度)

徳島県の高等学校の課程別の生徒数(令和3年度)の円グラフ

ウ 徳島県の高等学校の種類

徳島県の高等学校は、公立高校と私立高校に分けられます。また、授業の時間帯などにより、3つのタイプに分かれます。

1. 公立高校と私立高校の違い
  • 公立高校
    • 県や市が設立
    • 県内の県立高校は34校、市立高校は1校あります。(特別支援学校は除きます。)
    • 住んでいる地区によって、3つの通学区域に分かれます。
    • 定時制・通信制は、職場が徳島県にあれば志願できます。
  • 私立高校
    • 民間が設立
    • 学校によって教育の方針が違います。
    • 県内の私立高校は3校です。
2. 全日制、定時制、通信制の違い

学習のスタイルによって3種類の過程があります。

  • 全日制の課程
    • 午前8時40分頃から午後3時30分頃まで毎日授業を受ける学校です。
      卒業まで3年間です。34校の公立高校にあります。
  • 定時制の課程
    • 特定の区切られた時間帯(午前、午後、夜間)で授業を受ける学校で、多くの学校は夜間の時間帯です。
    • 自分の課程以外の時間帯にも授業を受けられるという高校もあります。
      卒業まで4年かかりますが、通信制との併用で卒業できる制度もあります。
      6校の公立高校にあります。
  • 通信制の課程
    • 教科書・学習書をもとに、主に自宅で作成したレポートを提出し、試験に合格することで、単位を修得する課程です。
      毎日学校に行く必要はありません。月に2~3回程度登校して面接指導(スクーリング)を受ける必要があります。
      レポート作成のために平日に登校したり、インターネットを使って学ぶことができます。
      1校の公立高校にあります。

※高等学校入学者選抜については,複雑な点が多いため、中学校入学後早い段階で学校や担任の先生に進路についての希望を伝えて準備を進めてください。

学校生活

1 年間行事(3学期制の小学校の例)

3学期制小学校の年間行事予定表

2 学期制

日本の小中高等学校では3学期制が一般的ですが,2学期制を採用する学校もあります。
徳島県では,ほとんどの学校で3学期制が採用されています。

3学期制と2学期制の年間スケジュール

3 一日のスケジュール

小学校(高学年)の一日のスケジュール
中学校の一日のスケジュール

4 小学校の一日

小学校の一日のスケジュール図解

5 保護者の役割

ア 学校との関わり

学校と保護者の連絡
  • 保護者→学校
    • 子どもが学校を欠席・早退・遅刻する場合は,事前に保護者から学校に電話をします。
      ※小学校では連絡帳(児童が翌日必要な持ち物や予定を記録するノート)に記入して伝える場合があります。
  • 学校→保護者
    • 学校からのお知らせやお願いについては,通知文書や学校だより,学年通信など紙媒体の資料を配布して周知を図ります。
      通知文書の中には返事が必要なものもあります。
    • 台風や大雨で気象警報が発令された場合には,学校が臨時休校になることがあります。こうした緊急時の情報伝達の手段として,保護者から保護者に情報を伝えていく緊急連絡網が準備されています。
      最近では,保護者の携帯電話にメールを送信し,情報を伝える学校もあります。
PTA(Parent - Teacher Association)活動

学校には,PTAという保護者と先生が協力して教育を円滑に進めるための組織が設けられています。交通安全指導,地域活動,広報活動,研修会の開催,学校行事への協力などを選出された役員を中心に実施しています。

PTA活動図解。役員会議、交通安全活動(立哨)、防犯パトロール、レクリエーション、バザー、広報紙作成

イ 保護者が準備するもの

服装
服装
制服、上靴、ランドセル、カバン 各学校が標準的なものを指定している場合があります。
体操服、赤白帽、体育館用の靴、水着・水泳帽 各学校で標準的なものを指定している場合があります。
給食の服装(エプロン、帽子、給食袋) 学校が準備している場合が多く,当番が終わると各自が洗濯します。ただし,マスクは各自で準備します。
制服、上靴、ランドセルのイラスト
体操服、赤白帽、体育館用の靴、水着・水泳帽のイラスト
給食の服装のイラスト
学用品
学用品
教科書 義務教育では無償で給付されます。
文房具・教材(絵の具、書道、裁縫用具) 各自で準備します。
学用品のイラスト
学校での経費(主なもの)
  • 給食費
    食材料費を毎月集金します。
  • PTA会費
    PTAは各学校ごとに組織された,保護者と教職員による教育関係団体で,子どもたちの学校生活の改善等のために活動します。活動に必要なお金を集金します。
  • 修学旅行
    修学旅行は行事の一環として,教職員の引率により児童・生徒が団体行動で宿泊を伴う旅行です。修学旅行では,訪問先の自然や文化などに親しむため,見学や体験を通して学習を行います。旅行費用は自己負担です。
  • 校外学習(遠足)
    教室では勉強できないことを校外に出て学習する日帰りの活動です。費用は自己負担です。
給食を食べるイラスト
PTA活動
修学旅行のイラスト
遠足(工場見学)のイラスト

6 就学についてお困りのとき

徳島県内の市町村教育委員会
名称 住所 電話番号
徳島市教育委員会 〒770-8571 徳島市幸町2-5 088-621-5405
鳴門市教育委員会 〒772-0003 鳴門市撫養町南浜字東浜31-36 088-686-8801
小松島市教育委員会 〒773-0006 小松島市横須町2-14 0885-32-3811
阿南市教育委員会 〒774-8501 阿南市富岡町トノ町12-3 0884-22-3299
吉野川市教育委員会 〒776-8611 吉野川市鴨島町鴨島115-1 0883-22-2270
阿波市教育委員会 〒771-1695 阿波市市場町切幡字古田201-1 0883-36-8741
美馬市教育委員会 〒777-8577 美馬市穴吹町穴吹字九反地5 0883-52-8010
三好市教育委員会 〒778-0003 三好市池田町サラダ1737-1 0883-72-3555
勝浦町教育委員会 〒771-4395 勝浦郡勝浦町大字久国字久保田2-1 0885-42-2515
上勝町教育委員会 〒771-4505 勝浦郡上勝町大字正木字平間110-1 0885-45-0111
佐那河内村教育委員会 〒771-4195 名東郡佐那河内村下字中辺71-1 088-679-2817
石井町教育委員会 〒779-3295 名西郡石井町高川原字高川原121-1 088-674-7505
神山町教育委員会 〒771-3395 名西郡神山町神領字本野間100 088-676-1522
那賀町教育委員会 〒771-5295 那賀郡那賀町和食郷字南川104-1 0884-62-1106
牟岐町教育委員会 〒775-0004 海部郡牟岐町大字川長字新光寺82 0884-72-0107
美波町教育委員会 〒779-2305 海部郡美波町奥河内字寺前153-1 0884-77-3620
海陽町教育委員会 〒775-0202 海部郡海陽町四方原字杉谷73 0884-73-1246
松茂町教育委員会 〒771-0295 板野郡松茂町広島字東裏30 088-699-8719
北島町教育委員会 〒771-0285 板野郡北島町中村字上地23-1 088-698-9812
藍住町教育委員会 〒771-1292 板野郡藍住町奥野字矢上前52-1 088-637-3128
板野町教育委員会 〒779-0105 板野郡板野町大寺字亀山西190 088-672-0136
上板町教育委員会 〒771-1392 板野郡上板町七條字経塚42 088-694-6814
つるぎ町教育委員会 〒779-4101 美馬郡つるぎ町貞光字宮下61 0883-62-2331
東みよし町教育委員会 〒771-2501 三好郡東みよし町昼間3697-1 0883-79-3630
  • 徳島県教育委員会 義務教育課
    公立学校に関すること
    徳島市万代町1丁目1番地
    ☎088-621-3201
  • 徳島県国際交流協会 (TOPIA)
    日本語教室・生活相談等
    徳島市寺島本町西1-61 クレメントプラザ6 F
    ☎088-656-3303

7 主な生涯学習施設

  • 徳島県立文化の森総合公園
    図書館・博物館・美術館等
    徳島市八万町向寺山1
    ☎088-668-3500
  • 徳島県立総合教育センター (マナビィセンター )
    学習相談・視聴覚ライブラリー・ 読み聞かせ図書貸出等
    板野町犬伏字東谷1-7
    ☎088-672-5000
  • あすたむらんど徳島
    子ども科学館・プラネタリウム等
    板野町那東キビガ谷45-25
    ☎088-672-7111