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モンゴル国の文化・習慣・教育事情

モンゴル国の国旗

モンゴル国

モンゴル国の民族衣装のイラスト(男の子)

東と南を中華人民共和国(中国)・内モンゴル自治区(中国の民族自治区)と、西を中国・新疆ウイグル自治区(中国の民族自治区)と、北をロシア連邦とそれぞれ接する内陸国である。国土の南部には世界で4番目の大きさを誇るゴビ砂漠が広がっている。黄砂とはこの地から巻き上げられ気流に乗り運ばれる砂の事であり、春先には日本にも多く飛来する。首都はウランバートルで、日本の4倍の国土に約280万人が暮らしている。主な宗教はチベット仏教で、歴史的にチベットとの関わりが深い。日本とは友好的関係が維持され日本より多額のODAが供与されている。2004年11月に在モンゴル日本国大使館が実施した世論調査では、「日本に親しみを感じる」と答えた回答が7割を超えた他、「最も親しくすべき国」として第1位になるなど、現在のモンゴル国はきわめて良好な対日感情を有する国となっている。朝青龍、白鵬、日馬富士などの横綱、大関の鶴竜、高齢での幕内初優勝を達成した旭天鵬など多くの大相撲力士を輩出し、歴代外国人力士の最多輩出国となっている。
(外務省HP/Wikipedia参照)

学校の制度について

  • 教育システム:6年・3年・3年・4年制
  • 義務教育期間:6歳~15歳 9年
  • 学校年度:9月~6月中旬
  • 学期:2学期制(前期 9月~2月下旬・3月~6月中旬)
  • 学校で使われている言語:モンゴル語(私立ではロシア語や英語のところもある。)
  • 制服:ほとんどの学校で制服を着用する。
  • 授業時間:40分
  • 登校日:月曜日~金曜日
  • 学級の人数:30人~40人
  • 給食:
    • 小学校では、政府支給の給食がある。
    • 中学校・高等学校では、学校で昼食を売っている。
  • 掃除:児童生徒がする。専任の清掃員もいる。

学校の授業について

  • 科目:小学校・中学校ともに日本とほぼ同じだが、中学校では外国語としてロシア語も学ぶ。
  • 体育服:決まったユニフォームに着替える。
  • 水泳:ない。
  • 体育授業
    • マット運動、鉄棒、体操、球技(バスケットボール・バレーボール)、スキー、レスリング、アーチェリー、騎射
  • 音楽の授業:歌を歌う、音楽を聴く、歴史・楽譜の勉強をする。
  • 楽器練習:ある。
  • 家庭科の授業:ある。
    • 男女別で、女子は料理、裁縫など。男子は椅子や本箱などの工作がある。

学校行事について

  • 入学式・卒業式:ある。入学式も卒業式にも、両親を始め親戚も出席する。
  • 家庭訪問:学校により異なる。
  • 参観日:ある。
  • 遠足:ある。春、秋、学校によっては冬もある。日帰りが多い。
  • 修学旅行:小学校はないが、中学校はある。
  • 運動会:ある。春か秋に行なわれ、多くの保護者が見学に来る。
  • 宿題:ある。量は多くない。先生によってはまったく出さない人もいる。
  • PTA:ある。効果的に活動している。

その他

  • 学校には、それぞれのルールがあり、教師によって管理されている。
  • 遅刻した場合は、教室に入室できない。
  • 部活動に興味があれば参加できる。(ピアノ、レスリングなど)
  • 化粧は禁止である。

(徳島大学留学生へのアンケートより)