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中国の文化・習慣・教育事情

中華人民共和国の国旗

中華人民共和国

中華人民共和国の民族衣装のイラスト(女の子)

人口、国土面積ともに、世界最大の単一国家である。人口の90%以上を漢族が占めるが50以上の少数民族からなる多民族国家で、国家中心都市には北京市、上海市、広州市、天津市、重慶市の5つの都市が指定されている。3000年以上にわたり、幾つもの王朝の興亡を経て、1949年に共産主義政党による一党独裁国家である中華人民共和国が樹立された。2008年時点で中国の大学進学率は23%に達し、過去最高を記録した。中国の学問の中心の一つとして国内外に名を知られる北京大学があるが、現在では、清華大学が国内のトップ大学であるとする評価が定着しており、北京大学は2番目の位置付けとなっている。
(外務省HP/Wikipedia参照)

学校の制度について

  • 教育システム:6年・3年・3年・4年制(地域により5年・3年・3年・4年制)
  • 義務教育期間:9年 7~16歳(地域により8年 8歳~16歳))
  • 学校年度:9月上旬~7月
  • 学期:2学期制(9月~2月・3月~7月)
  • 学校で使われている言語:中国語(標準語)
    • (北京語を基礎として若干の改訂を加えたもの標準語としている。同じ中国語であっても、広東語や福建語などの方言が多数あり、広東語や福建語などは標準語から非常にかけ離れているので、建国以来、北京人と広東人ではほとんど会話が通じない状況があった。そのため北京周辺で話される言葉を北京語、広東で話される言葉を広東語などとしている。香港では北京語と共に広東語および英語も公用語となっている。)
  • 制服:ある。(ただし、あっても着なくてもよいところもある。)
  • 授業時間:小学校、中学校ともに45分
  • 一学級の人数:50~60人
  • 給食:ない。(小学校は家に帰って食べる。中学校は学生食堂で食べることもある。)
  • 掃除:児童生徒がする。全員でするのではなく当番制が多い。
  • PTA:ない。

学校の授業について

  • 授業の科目:日本とよく似ているが、中学校で理科は科学、物理などに分かれる。
  • 体操服:決められた体操服というものはなく、着替えない。
  • 体育の授業:体操、陸上、球技など
  • 水泳の授業:ない。
  • 音楽の授業:歌を歌う、音楽を聴く。
  • 楽器演奏:ない。(楽器を習いたい人は別費で習うことができる。)
  • 家庭科の授業:ない。(地域によっては裁縫があるところもある。)
  • 宿題:毎日ある。(日本より、量は多い。)

学校行事について

  • 入学式・卒業式
    • 地域、年代により違いがあるが、日本のようにフォーマルなものではなく、 正装をすることもあまりない。保護者はあまり参加しないが、近年 一人っ子政策で保護者の参加も見られるようになる。
  • 家庭訪問:ない。
  • 参観日:ない。(学期末に先生と父母が話す父母会がある。)
  • 遠足:あまりない。(あるところは秋が多い。)
  • 修学旅行:ない。
  • 運動会:ある。(保護者はほとんど来ない。)
  • 部活動:ある。(しかし、する人は少ない。)

その他

  • 男子児童生徒には髪型の基準がある。
  • 先生はとても厳しい。
  • 卒業試験があり、成績が悪いと中学校に進学できない。
  • 義務教育でも留年がある。
  • 高校入学試験に体育があるので、中学校では体育を重視している。
  • 先輩後輩という意識は弱い。
  • 授業の終わりが遅いので、すぐに帰る人が多い。
  • 夏季の間は昼寝の時間がある。
  • 塾に通う子どもはほとんどいない。
  • 最近は、宿題で忙しいが、バレエやピアノを習う子どもがいる。

(徳島大学留学生へのアンケートより)