公益社団法人土木学会が、歴史的土木構造物の保存に資することを目的に、平成12年から毎年認定している選奨土木遺産に「瀬詰橋(せづめばし)」が認定されました。
今年度、「選奨土木遺産」に認定された土木構造物は全国で14か所、四国では瀬詰橋が唯一の認定となり、大正時代の中路式鋼鈑桁橋は希少であり、川田川の左岸に建設当時の親柱が現存し、当時の貴重な姿を残している点が評価されたものです。
瀬詰橋は今年、1925年(大正14年)の完成から100年を迎える節目の年であり、今回の「選奨土木遺産」の認定を受け、末永く県民の皆様に愛され、未来に継承できるよう、引き続き維持管理に努めて参ります。
・橋長:109.2m
・完成年:大正14年
・上部工形式:中路式鋼鈑桁橋
・所在地:徳島県吉野川市山川町
・路線名:一般県道船戸山川線
土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、平成12年に土木学会が設立した認定制度で、毎年20程度を認定しています。
土木学会選奨土木遺産ホームページはこちら
1.「大谷川砂防堰堤(脇町)」【平成12年度認定】
2.「土釜橋(つるぎ町)」【平成19年度認定】
3.「木頭出原谷の鉄砲堰(那賀郡)」【平成21年度認定】
4.「旧桜谷発電所(那賀郡)」【平成25年度認定】
5.「府能隧道(神山町・佐那河内村)」【平成29年度認定】
6.「吉野川橋(徳島市)」【平成30年度認定】