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吉野川橋が「満90歳」になりました

 吉野川に架かる吉野川橋が皆様に慈しまれて、12月18日で「満90歳(卒寿)」を迎えました。

 これを記念して、現地には約1ヶ月間、下記の看板を設置します。

 吉野川橋は、昭和3年(1928年)12月18日に完成した、吉野川の河口から約4km上流に架かる、長さ1,071m、17のアーチを持つ曲弦鋼ワーレントラス橋であり、架橋当時は東洋一の長さを誇っていました。

 吉野川橋が架橋される以前は、幅約1kmにも及ぶ吉野川を「渡し船」で渡り、その後、木製の「古川橋」が架橋されましたが、洪水が起こるたびに壊れていたことから、大正14年(1925年)11月に吉野川橋の架橋工事に着工、昭和3年(1928年)12月18日に完成し、開通を祝う「渡り初め」には4万人もの人々が参加し、盛大に行われました。

 また、本年9月、公益社団法人土木学会が歴史的土木構造物の保存に資することを目的に、平成12年から毎年認定している「選奨土木遺産」に認定されております。

 昭和の戦禍や南海地震にも耐え、さらには近い将来発生が予想されている「南海トラフ巨大地震」にも耐えることが出来る対策が施され、90歳を迎えた今もなお徳島市内の幹線道路交通網の一翼を担っている徳島を代表する橋であることから、末永く県民の皆様に愛され、吉野川と織りなす美しい景観を未来に継承できるよう、引き続き維持管理に努めて参ります。

設置看板
【看板】
 
吉野川橋

吉野川橋

 ・橋長:1,071m

 ・完成:昭和3年(1928年)12月18日

 ・上部工形式:単純曲弦鋼ワーレントラス橋 

通り初めの状況

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