以下のとおり,第86回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日時:令和5年2月7日(火)16:00~16:15
2 場所:県庁3階 特別会議室
3 出席者:知事,副知事,政策監,政策監補,警察本部長,各部局長など計19名
4 協議概要:とくしまアラート等について
■保健福祉部からの報告
・県内の新型コロナウイルス感染状況について説明。
・県内の季節性インフルエンザの流行状況について説明。
・1月13日から「コロナ受入病床」を307床に拡充し、1月31日から「宿泊療養施設」の10室に「介護機能」を付加したことについて説明。
・新型コロナ・季節性インフルエンザの同時流行対策として実施している、高齢者入所施設等における「抗インフルエンザ薬・タミフル」の無償提供の実績及びインフルエンザ「警報」が発令された場合に、その地域に所在する、「すべての高齢者入所施設」に、新型コロナとインフルエンザの「同時検査キット」をプッシュ型配布することについて説明。
・高齢者施設等における「戦略的な検査」の実績及び人流の増加が見込まれる「春休み・年度末」に備え、「3月中旬」より検査を再開することについて説明。
■危機管理環境部からの報告
・全国の感染状況について説明。
・専門家会議委員より、
◆感染状況が、とくしまアラート「レベル2」の基準を下回っていることから、「レベル1」への引き下げは適切である
◆高齢者施設等における集団感染や、季節性インフルエンザとの同時流行が引き続き懸念されることから、基本的な感染防止対策の継続が必要である
といった意見をいただいていることについて説明。
・1月27日に開催された政府「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」において、
◆「5月8日」から、新型コロナウイルス感染症を、感染症法上「5類感染症」に位置づけること
◆「入院・外来の医療費の自己負担分」に係る一定の公費支援について、期限を区切って継続すること
◆「入院や外来の取扱い」について、幅広い医療機関が対応する体制に「段階的に移行」すること
などが決定されたことについて説明。
■知事から次のとおり指示
○「とくしまアラート」の引下げについて
・新型コロナウイルスは、1月中旬以降、全国・県内とも、新規感染者数の減少傾向が続いており、県内の病床使用率も、とくしまアラートの「レベル2・感染拡大初期」の基準を安定的に下回っていることから、専門家会議委員の、「現在の県内の感染状況に鑑み、アラートを引き下げることが適切である」との意見を踏まえ、本日18時をもって、アラートを最も低い「レベル1・感染小康期」へと引き下げる。
○「5類感染症」への移行について
・政府においては、新型コロナウイルス感染症について、特段の事情が生じない限り、大型連休明けの「5月8日」から、感染症法上の「5類感染症」に位置づけることを決定したが、それに先立つ全国知事会の提言により、国民生活への影響等の観点から、5類への移行後も、これまで講じてきた政策・措置の見直しについて「影響を最大限緩和するための期間を設け、段階的に移行を行う」こととなり、受診控えを招かないための医療費の一定の「公費負担継続」などの必要な経過措置が盛り込まれたところ。
・5類への移行に伴い、原則としてどの医療機関でも入院や外来診療を受けられることとなるが、新型コロナウイルスは未だ特効薬が存在しない現状にも鑑み、県内の各医療機関において新型コロナにもしっかりと対応していただくため、「ハード・ソフト両面からの対策」が行われるよう国に提言すること。
・本県では、高齢者の療養環境の充実のため、「1月31日」から宿泊療養施設に「介護機能を付加」しているところであり、5類移行後を見据え、施設・在宅での療養環境改善に向けた検討を行い、タイムリーに国に提言を行うこと。
〇新型コロナ・季節性インフルエンザの同時流行対策について
・季節性インフルエンザの流行状況について、県内では、減少傾向にあるが、国は2月3日に、全国で大きな流行が起きる可能性のある「注意報レベル」と発表しており、引き続き、警戒感を持って同時流行対策を進めていくこと。
・5月8日に5類に移行するまでの間も、引き続き、同時流行等に備え、県民・事業者の皆様に対し、基本的な感染防止対策を徹底しつつ、社会経済活動を「本格的に回復」していただくよう呼びかけること。
〇「ポストコロナ新時代の幕開け」に向けて
・明後日の県議会本会議に提出する「16か月型骨格予算案」について、審議いただき、様々な意見を賜った上で、成立の後には、速やかに活用し、「ウィズコロナからの脱却」をして、「アフターコロナ」、そして「ポストコロナ新時代の幕開け」に向けてスタートを切れるよう、しっかりと準備を進めること。
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