鳥獣等の動物駆逐に用いられる動物駆逐用煙火(連続発射式)の使用中に,持ち手付近が破裂し,負傷する火薬類の事故が絶えません。平成25年11月から平成26年10月までに7件発生しています。(下記参照)
同様の製品による類似の事故が発生することを防止するため,改めて添付ファイル(「動物駆逐用煙火(連続発射式)の使用における注意点」)に示された事項について御留意くださるようお願いします。
記
これまでに確認されている動物駆逐用煙火(連続発射式)による事故の概要
【平成25年11月13日】
岡山県において,猿の駆逐のため(株)ライズ販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を専用の手持ち用保護ホルダー(プラスチック製)に入れて消費していたところ,ホルダー内で製品が破裂し,指を負傷した。(1名が軽傷)
【平成25年12月15日】
山口県において,猿の駆逐のため(株)ライズ販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を専用の手持ち用ホルダーを使用しないで消費していたところ,製品が破裂し,親指と人差指を欠損した。(1名が重傷)
【平成26年7月12日】
福島県において,熊の駆逐のため(株)芳賀銃砲火薬店販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を専用の手持ち用ホルダーを使用しないで消費していたところ,製品が破裂し,中指及び薬指を欠損した。(1名が重傷)
【平成26年7月14日】
福島県において,熊の駆逐のため(株)ライズ販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を専用の手持ち用保護ホルダー(ステンレス製)に入れて消費していたところ,ホルダー内で製品が破裂,ホルダーの底部が破損し,腹部など数か所に火傷を負った。(1名が軽傷)
なお,当該事故を受け,(株)ライズ販売の手持ち用保護ホルダーを検査したところ,ホルダーの筒と底板との溶接不良から,筒内での煙火の破裂に対する強度不足が認められた。
【平成26年8月7日】
福井県において,動物の駆逐のため伊藤煙火(株)販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を専用の手持ち用保護ホルダー(塩ビ製)に入れて消費していたところ,製品が破裂し,ホルダーの先端部が破損し,顔を負傷した。(1名が軽傷)
【平成26年10月24日】
滋賀県において,猿の駆逐のため伊藤煙火(株)販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を専用の手持ち用保護ホルダー(塩ビ製)に入れて消費していたところ,製品及びホルダーが破裂し,気絶,手の甲に負傷した。(1名が軽傷)
【平成26年10月29日】
神奈川県において,猿の駆逐のため(株)若松屋販売の動物駆逐用煙火(連続発射式)を手持ち用ホルダーに入れて消費していたところ,ホルダー内で製品が破裂した。(負傷者なし)
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