【記事番号:659】
自衛隊に入隊するには、多種多様なコースがあります。
特別職国家公務員である「自衛隊員」には、制服を着用し、階級が与えられ、部隊等で様々な活動に従事する『自衛官』と、部隊を支援する部署等で事務に従事する『事務官等』といった区分がありますが、ここでは、特に『自衛官』の採用に関し、「直接『自衛官』を採用する試験」と「将来自衛官として勤務する隊員(学生等)を採用する試験」について、簡単に説明します。
●2等陸・海・空士(任期制自衛官)
18歳から33歳未満の者を対象とし、陸上・海上・航空自衛隊の隊員として勤務する一般的なコースです。
入隊と同時に2等陸・海・空士に任命される、任期制の自衛官です。陸上は2年、海上・航空は3年を1任期として勤務します。(2任期目以降は、1任期2年となります。)
任期満了後は、継続して勤務することを選択できるほか、民間企業へ就職を希望する場合は就職援護(再就職の支援)も行われます。
希望により選抜試験を受験し、合格すれば、「曹」さらには「幹部」へ進む道も拓かれています。
●一般曹候補生
18歳から33歳未満の者を対象とし、将来、陸上・海上・航空自衛隊の各部隊における中核要員である「曹」となる自衛官を採用します。
2等陸・海・空士として採用されますが、「曹」に昇任して定年まで勤務します。(昇任時期は、勤務成績に基づく選考によります。)
●航空学生
高校卒業者、高専3年修了者(見込含む)等で24歳未満の者を対象に、将来、海上・航空自衛隊のパイロット、海上自衛隊の戦術航空士となる者を採用します。
●技術曹(陸上・海上・航空)
特定の資格・免許を保有する者を対象に「曹」として採用します。採用時の階級は、保有している資格・免許等により異なります。
●キャリア採用幹部
大卒等で特定の学科等を専攻し、一定の業務経験等を有する者を対象に幹部自衛官として採用します。
採用時の階級は、経歴、経験年数等により異なります。
●医科・歯科幹部
医師免許又は歯科医師免許を取得し、かつ一定の条件を満たす者を対象に幹部自衛官として採用します。
経験年数により、採用時の階級が決定されます。
●幹部候補生
大学卒業者等を対象に陸上・海上・航空自衛隊の幹部候補生(「一般」、「歯科・薬剤科」)を採用するコースです。
一般幹部候補生の試験は、「大卒程度試験」と「院卒者試験」の区分があり、受験資格が異なります。また、『一般要員』のほか、パイロット候補者として採用する「飛行要員」やサイバー、研究開発等の要員として採用する「専門要員」といった区分もあり、試験内容が異なります。
歯科・薬剤科幹部候補生の試験は、歯学又は薬学(6年制)の課程修了者等を対象にしています。
●幹部候補曹
20歳以上33歳未満の者を対象に、数年間の曹・士としての勤務を経て、将来、幹部として活躍する者を採用します。
士長の階級で採用され、士長及び3曹として部隊で勤務し、実務経験を踏まえた上で幹部として勤務します。
直接自衛官(又は予備自衛官)になるのではなく、自衛官等になるための教育訓練を受ける「学生等」の採用も行っています。
●防衛大学校 学生
高校卒業者(見込含む)等で21歳未満の者を対象に、将来、陸上・海上・航空自衛隊の幹部自衛官(パイロットを含む)となる者を養成します。
●防衛医科大学校 医学科学生
高校卒業者(見込含む)等で21歳未満の者を対象に、将来、陸上・海上・航空自衛隊で医師たる幹部自衛官(医官)となる者を養成します。
●防衛医科大学校 看護学科学生 (自衛官候補看護学生)
高校卒業者(見込含む)等で21歳未満の者を対象に、将来、陸上・海上・航空自衛隊の保健師・看護師たる幹部自衛官(看護官)となる者を養成します。
●陸上自衛隊高等工科学校 生徒
中学校卒業者(見込含む)等で17歳未満の男子を対象に、将来、高度な装備品を駆使するために必要な技術的専門知識・技能を備えたスペシャリストたる陸曹として勤務する者を養成します。
令和 10 年度から陸・海・空共同、男女共学の学校になる予定です。
●自衛隊奨学生
大学等において、理学、工学、文学(語学)又は法学を専攻している者(今後専攻しようとする者を含む)で、卒業(修了)後ただちに自衛隊に勤務しようとする者を「自衛隊奨学生」として試験によって採用し、学資金を貸与してその修学を助成します。
卒業(修了)後は陸・海・空自衛隊の一般幹部候補生として採用され、将来は、学生時代の専攻を生かした勤務の経験を積んで各分野で活躍するエキスパートとなることが期待されます。
引き続いて隊員として勤務し、その期間が4年を超える場合、学資金の全額又は一部の返還が免除されます。
●予備自衛官補(一般、技能)
一般社会人や学生といった自衛官未経験者を採用し、教育訓練終了後、予備自衛官として任用する制度です。
一般公募は52歳未満まで、技能公募は保有技能(衛生、語学、サイバー、法務等)に応じ53~55歳未満まで応募できます。
予備自衛官は、普段は本業に従事しつつ、年間で定められた期間の訓練に参加し、有事の際には自衛官として勤務するものです。
それぞれの受験資格や募集日程について、詳しくは自衛隊徳島地方協力本部募集課(徳島市万代町3丁目5 徳島第2地方合同庁舎5階 TEL088-623-2220)へお問い合わせください。
また、自衛隊入隊後の勤務内容、待遇等については、防衛省の自衛官募集ホームページにも掲載されています。
自衛隊では、小・中・高校の「総合的な学習の時間」に対する協力や、徳島県内の自衛隊基地・駐屯地である海上自衛隊徳島航空基地(松茂町)、海上自衛隊第24航空隊(小松島市)、陸上自衛隊第14施設隊(阿南市)の基地見学を実施しています。
また、県内各地で開催される色々なイベントへの協力もできます。
基地見学等についての詳しい内容や、お申し込みについては、自衛隊徳島地方協力本部募集課広報班(徳島市万代町3丁目5、徳島第2地方合同庁舎5階、TEL 088-623-2220、MAIL: recruit1-tokushima@pco.mod.go.jp)へお問合わせください。
● 募集項目、募集日程について
防衛省・自衛隊自衛官募集ホームページ
https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/
自衛隊徳島地方協力本部のホームページ
https://www.mod.go.jp/pco/tokushima/
● 基地見学等について
自衛隊徳島地方協力本部のホームページ